某●本生命の保険に関して国から販売を自粛するような御達しが出て生保エージェントの方々は大変だと思います。
ここでは「節税」と「資金繰り」に関するお話でをいたしましょう
まずこの問題は
・節税をキャッチに保険を売るな!・・・節税の本当の意味考えたことある?
・法人契約を如何に勝ち取るかをベースにした商品開発・・・節税至上主義の弊害ですよ
・節税と資金繰りを理解していない人々・・・この部分を一番の理解してほしいのです
ということになるでしょう。(因み順番は独断と偏見でアホさ加減の大きい順に書いてます)
結論から言えば資金繰りの基本が解ってたら保険で節税なんて考えません。利益出ました即節税なんてアホです(断言)
なぜか!
その理由の前に節税商品(保険)を購入した会社のほとんどが3年又は5年で払い済みとか解約を余儀なくされる。これはどうしてか?
ここに資金繰りと損益計算の大きな違いがあることに気付く人間が何人いるでしょうか?
アホな私は長い間企業に損益変動が原因だと思ってました・・・アホですよね~~~
国も保険会社に「節税をキャッチに保険を売るな!」なんてお達し出す前にしっかり理由を説明すればいいのに・・・
実はここには節税の「罠」と資金繰りの「罠」この二つが同時に存在するわけです。
先ず解りやすい損益の基本
会計における利益は収益ー費用=利益が基本
収益には売上・雑収入他で構成され借入の収入などは含まれない。費用とは仕入・販管費・支払利息などで借入返済などは含まれない
収益>費用ならば利益・収益<費用ならば損失
節税するには費用を増やせばいい
では資金繰りで同じことを考えるとどうなるか?
資金繰りでは期首資金残+(収入ー支出)=期末資金残
収入とは売上だろうが借入だろうがなんでもかんでも・・・キャッシュインのこと
支出とは仕入だろうが返済だろうがなんでもかんでも・・・キャッシュアウトを意味します
(キャッシュインとキャッシュアウト・入金と出金と考える方がわかりやすいですよ)
さぁ~ここで問題
収入>支出なら問題なし 収入<支出さらに期首残+(収入-支出)<0ならどうなるか?
こたえは・・・倒産(黒字でも)・・・ハイ!チーンでございます(手許現金は0以下なんてありえませんからネ)
資金繰りと会計の大きな違いがここにあるわけです
だからこそ資金繰り改善の秘策もここにあるということになりますよね
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