資金繰りと会計のお話
資金繰りと会計って同じものと考えている人って決行おられますよね
エッ?違うの??って思った方いますか!
まず、会計や簿記は実務でも使いますが学問にもなります。
「簿記論」「会計学」という大学で教授がいるし講義もありますそれに会計や簿記の考え方の歴史も長いし実務をはづれた学問的考え方もあります。
これに対して資金繰りに関しては歴史は古いけど学問になったことはありません。資金繰り論なんてないもんね
キャッシュフロー計算書があるでしょ?ということもあのですがキャッシュフロー計算書は現金の流れと利益損失を株主・利害関係者に報告する帳票の事です
キャッシュフロー計算書と資金繰りは別物と考えてください
そもそも簿記がの基本がいつできたのか?
簿記論とは記録する技術論であり会計学とは報告する考え方のことです
その歴史は古く新大陸発見!大航海時代にまでさかのぼります(ベニスの商人時代です)
会計期間=出航から貿易を済ませ寄港するまで
経営者=船長
出資=港の商人達
そして解散=貿易の売上-船員の給与や経費・貿易品の調達費=利益の分配
こういう継続を前提としない企業なら資金繰りと会計の差はほとんどありません。ところが企業は継続する。会計期間という考え方が生まれます。ここで資金繰りと会計は大きく分かれる。利益と損失の繰り越しが簿記会計でに生まれてくるのです
資金繰りとは加簿記会計と違い報告を前提としません
収入(お金が入る)-支出(お金が出る)=期末残がいくらになるか?だけなのです
収入=売上ではないし支出=仕入経費ではありません
収入には売上に関して現金が入る・借入金で入金がある・出資菌が入る・固定資産を売っても売値の入金が収入です
支出には仕入経費だけでなく返済元本・固定資産購入での支払額(減価償却費や支出を伴わない経費は対象外)・配当の支払いになります
もう一つの違いは赤字という考えがありえないこと
収入-支出<0 ならばはいお終い~となるわけです
会計と資金繰りを混同すると大きな間違いや事故が発生します
実例として今はほとんど使えませんんが逓増定期保険を使った「節税」って3年か5年で払い済みか解約になる。利益×税率=税金だから税金<保険料なんだからよほど右肩上がりで利益が増えない限り資金ショートすることは当たり前ですよね
当たり前がなかなか理解されていないことも事実です
「当然ですが利益が出ている時にこそお金借りろ」という考え方も資金繰りからの考え方によります
収入-支出=期末残の単純な算式をもう一度考えてみませんか?
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